版画には最後の仕上げにぜひサインを

肉筆のサインが入っている!それだけで、ぐっと版画作品が身近になり、作品価値が上がります。中にはサインの横にイラストを描いている作家さんも。ファンとしては自分だけの1枚をより感じられる、嬉しいサービスです。

弊社所蔵 藤田嗣治 「夢」リトグラフ

エディションナンバーとは?

版画を制作する際、サインと一緒に記入されることが多いのが、エディションナンバー(限定番号)です。

版画の制作枚数とその中での作品の番号を示します。例えば、「3/50」と記載されている場合、50枚中の3枚目の作品であることを意味します。

限定枚数をどのように設定するかは、作品の価値に大きく影響します。限られた枚数の版画にナンバーを付けることで、作品に希少性を与え、コレクターやファンの心をくすぐることができますが……

作家さんからすれば、限定枚数を何枚に設定すればいいのかは悩ましいところかと思います。人気作家さんですと200枚以上の方も。

アムゼで初めて限定枚数を設定される作家さんでは、20枚〜50枚ほどの方が多いようです。でも、設定枚数は作家さんの自由ですので、今年画業10周年だから10枚!とかでも全く問題ありません。

限定番号以外の記号もある

エディションナンバーとは別に、アルファベットの記号が記載されることもあります。特によく見かけるのは以下の3種類です。

  • 【E.A.】エプルーヴ・ダルティスト(Epreuve d’artiste)フランス語
  • 【A.P.】アーティスト・プルーフ (Artist’s Proof)英語
    フランス語、英語で共に「作家確認用」の意味です。これはもともとはその名のとおり作家が制作過程で確認用に作る版画ですが、特別に市場に出回ることもあります。販売とは別に、自分で保存しておきたい時にも書き込まれます。
  • 【H.C.】 オル・コメルス(Hors Commerce)
    フランス語で「非売品」を意味します。元々は関係者への贈答用に作られていましたが、現在では限定版とは別に販売されることもあります。通常、限定数の5%〜10%ほどがH.C.として作られます。

特に【A.P.】は、ご自分用に作られる方が多くいらっしゃいます。必要に応じて使い分けてみてください。

●アムゼでは●

最低5年間、お客様の作品データと色見本を保存しています。
5年以内に1枚でも追加、ご新規のご依頼があれば、プラスで5年間保存期間が継続されます。
1年後でも、50年後でも。アムゼが存続する限りは1枚から初版と同様のお色味で出力いたします。たとえ限定枚数が200枚以上でも、じっくり販売することが可能です。

サイン、エディションナンバーはどこに書く?

サインとエディションナンバーは、通常、版画のオモテ面下部に記入します。左下にエディションナンバー、右下にサインが多いですね。

ですが、額装時に余白を残したくない、パネル張りで余白がない、または絵の中にサインをしたくない場合があります。そのような時は、紙やパネルのウラ面などに記載する作家さんもいらっしゃいます。それとは逆に、大胆に絵の真ん中にサインされる方も。

サインの他には、ご自身の落款、日本ではあまり見かけませんが、海外ではエンボス(BLIND STAMP)が押されていたりもします。

日本だと、オリジナルの落款を押される方もいるでしょう。

額装される場合は、サインやエディションナンバーが切れないよう、窓寸にご注意ください。

また、別途証明書をつけたり、版元がある場合や、ジクレー制作スタジオで制作された場合は保証書をつけることもあります。

ハーネミューレの紙をお使いの方は、ハーネミューレの作品証明書があります。
【Certificate of Authenticity  作品証明書ホログラムシステム】

こちらを使えば、ご自宅のインクジェットプリンターで作品証明書を制作することができます。
※ハーネミューレの作品証明書は耳付きのため、当社のプリンターを通すことができません。ご制作の場合はご自宅での制作をお願いしております。

●アムゼでも●

オリジナルの保証書を税抜500円にてご用意しております。

こちらはアムゼが責任を持って作家様と制作しましたという保証書となります。ご必要な方はぜひ、ご相談ください。

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