複製版画? 複製原画?

amuze

いつの頃からか、「複製原画」という言葉を目にするようになりました。

漫画やアニメの展覧会、関連グッズの販売などで、「複製原画展」という名前を見かけるようになり、いつのまにか、すっかりおなじみの言葉になっているような気がします。

でも、初めてこの言葉を目にした時から、ずっと気になっていたのです。

原画じゃないじゃん!!

アムゼでは、原画などをもとに作品を複製することを「複製画」や「複製版画」と呼んでいます。
「複製原画」も、もとになる原画などから制作するという点では同じ。違うのは呼び方です。

どうして最後に「原画」とつけたんだろう、「原画複製(品)」ならまだわかるけど。
そんな違和感を、ずうっと持ち続けてきました。

以前、ある売場で、作品を見ていた一般のお客さんが、「へ~、これって原画なんだ~」と話しているのを耳にしたことがあります。「だから言ったじゃ~~ん!!複製原画と書いてあれば、原画だと思ってしまう人もいるよー。」

・・・と、そんなふうに、長いこと抵抗を感じていたのですが。

気がつけば、「複製原画」という言葉は、展覧会や販売の現場ですっかり定着しているように見受けられます。もしかすると、「原画と見まがうほどの複製」というニュアンスも含めて、ひとつの『商品名』として受け入れられてきたのかもしれません。

そう考えると、販売する側にとっては、作品の魅力や特別感を伝えるための呼び方でもあるのでしょう。販売する側には、販売する側の考え方や戦略があります。

ここまで広く使われる言葉になったのなら、もう、そういう『商品名』として定着したものなんだと認めざるを得ない。・・・うん、まあ、そういうことにしておきます。世の中で「複製原画」という呼び方が使われることについては、うん、もう、しょうがない。

でも、アムゼはアムゼとして。
私たちは制作する側として、これからも「複製画」「複製版画」と呼んでいきます。
ホームページでも、ジクレー版画や複製画、複製版画として、ご案内していきます。

展示会の趣旨や販売方法によっても、作品に適した呼び方や表記は変わってくると思います。
アムゼで制作・納品した作品についての呼び方は、展示・販売する皆さまにお任せいたします!
どうぞ、使いやすい呼び方で。

そのあたりは、どうぞよろしくお願いいたします。(笑)

ええと、ちなみに、今回あえて「複製原画」という言葉を取り上げたのには、もうひとつ理由があって。「複製原画」で検索して、作品の複製を制作してくれる工房を探している方もいらっしゃるかもしれません。呼び方は違っても、アムゼがお手伝いできる仕事を探している方に、ちゃんと見つけてもらいたい。そんな思いもあって、今回はこの言葉について書いてみました。

そのあたりも、どうぞよろしくお願いいたします。(正直すぎ!)

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